仕事などで白衣を着用する人は、いつも同じデザインのものではつまらないと感じていませんか?白衣とひとくちに言っても、様々な工夫を凝らした商品がたくさんあります。
特にパイピングという手法を用いたものは人気が高く、ちょっとした装飾が楽しめるためおすすめです。今回はパイピングという手芸でよく用いられる方法についてや、人気の商品についてご紹介します。
パイピングという言葉を知らないという人も少なくはないでしょう。しかしアパレル関係の仕事に就いている人や、手芸などが好きな人には馴染みのある言葉のはずです。パイピングとは、布の端をテープ状でくるむ手法のことを言います。
普段から着ている服でも見つけることができる手法で、縫い代をテープ状の布でくるんでほつれてこないようにする役割を果たしています。切りっぱなしの布を使用する際、端がほつれてこないようにロックミシンをかけることが多いですが、それと同じと考えてよいでしょう。
生地の端や縫い代をほつれないようにするという目的以外に、服をおしゃれにするという役割があります。パイピングをすることにより、服に色やデザインのアクセントをつけることができます。例えば、黒や青などの寒色の服の袖元に、白や赤などのパイピングが施されているとそれだけで服の印象がガラッと変わります。
派手な色の服を着るのは嫌だけれど、暗い色の服ばかりになるのも嫌、という人が差し色をちょっと加えるだけでいつもと違うおしゃれを楽しめるようになります。仕事がら思い切ったおしゃれをすることはできないという人にもおすすめの手法です。
ではパイピングとは具体的にどんな手順で行うものなのでしょうか。パイピングをする際は、パイピングテープもしくはバイアステープと呼ばれるテープ状の布を使用します。バイアステープを使用する人が多いですが、バイアスとは裁縫用語の一つであり必ずしも市販されているものでないといけないという訳ではありません。
余った布を利用して作ることも可能です。バイアステープは、100円ショップなどでも売られていますが、購入する際は幅が何センチのものであるかを確認してからにしましょう。縫い代を包むように半分に折って使用するので、仕上がりの幅は半分になります。
基本的なやり方としては、まず布の端にバイアステープを待ち針などを使用して固定します。固定したら、端からまっすぐミシンで塗っていきます。ここで曲がってしまうと、幅が均等にならず仕上がりが汚くなってしまうため慎重に行うようにしましょう。
テープを縫い付けたら、アイロンで折り曲げて固定します。固定できたら反対側の部分もまっすぐ縫い付ます。この時、縫い目が目立たないようにギリギリのところを縫っていくのがキレイに仕上げるための最大のポイントです。
均等に折り曲げること、まっすぐできるだけ端を縫うことを心掛けてみてください。
縫い代のほつれを防ぐために施されているパイピングは、多くの服で見ることができますが、デザインのアクセントとしての役割を果たすパイピングは、どのような服によく見られるのでしょうか?各種制服や、白衣、コックジャケットなどによく使用されています。
会社員の女性などの制服ではベストにパイピングの手法が用いられていることが多いです。制服は基本的に黒やグレー、紺色などの色がベースとなるため、アクセントとして明るい白などの色でパイピングを施すことが主流となっています。
黒のベストでも薄いグレーなどのテープでパイピングすることによりイメージが変わります。コックジャケットやコックコートは、白のイメージが強いですが中には黒のものもあります。コックジャケットは男女兼用の場合が多く、どの商品も同じデザインになりがちです。
仕事で着用する制服は、デザインが大きく変わってしまうと、機能性が損なわれてしまう危険性があります。そのため基本の形を無くしてしまうような大幅な変更はできませんが、デザインや色のアクセントとしてのパイピングを用いておしゃれに仕上げている商品はあります。
例えば、黒のコックジャケットで方や背中、袖口などに白のパイピングを施した商品は、男女問わず人気があります。
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医療関係の制服には、パイピングが施されているものが多いです。特にワンピース型の白衣には、様々なパイピングが施されているものがあり、カラーやデザインなど多くのバリエーションの中から選ぶ楽しみがあります。看護師のための通販マガジン「アンファミエ」では、かわいいデザインのナース服を多数取り扱っています。
定番のシンプルな綿混のワンピースに、襟や袖にパイピングを施したブロードパイピング看護衣は、人気商品で、Sサイズから3Lサイズまで対応しています。ワンピースは白のみですが、パイピングのカラーはピンクとサックスから選ぶことができます。
アスクルでも多くのナース服を扱っています。カラーは白に限らず、サックスやピンク、モカなどがあります。パイピングは襟や袖に施されているものが多く、中でもロールカラーのワンピースが人気です。
ロールカラーのワンピースは、落ち着いた雰囲気になるため年配の方に好まれる傾向が強いようです。ポケットのパイピングがアクセントとなり、全体的にスッキリとしたシルエットになっています。
白衣といえば、お医者さんのイメージが強いです。お医者さんの白衣は、真っ白で定番のデザイン以外考えられないような気がしますが、アクセントとしてパイピングを施したものもたくさんあります。デザイン的なアクセントとして以外に、襟や袖、ポケットにパイピングが施されていることで、生地がヨレたり、ほつれたりしにくいというメリットがあります。
男性は特に機能性を重視する傾向にあるため、生地が簡単にほつれたりしないというのは大事なポイントです。なんでも揃うユニフォーム専門店「ユニフォームタウン」には、ドクターコートからナースウェアまで幅広い種類の制服を取り扱っています。
定番のシンプルなデザインの中にも、おしゃれ心をくすぐるアクセントが盛り込まれた商品が揃っています。制服は毎日着用するものです。機能性はもちろん大事ですが、パイピングでちょっとしたおしゃれを楽しんでみるのもおすすめです。
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